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2023.01.14

会計検査院は新型コロナウイルス患者の病床確保事業の

検査結果を公表した。

国は2年で3兆円超す補助金を医療機関に交付したが受け入れ態勢

が整っていない病床の部分も支払うなど制度の不備があったと

指摘した。

患者受け入れ態勢が出来ていない病床でも交付。

もともと空床でも交付される。

検査対象にした496病院のうち、国立病院や労災病院など269病院

の医業収支が分析された。

1病院あたりの平均額は補助金を除くと20年度は8億円の赤字。

21年度は7億円の赤字と19年度の4億円赤字より拡大している。

しかし補助金を含めると20年度は3億円の黒字、21年度は7億円

の黒字となった。

病床確保料は病床を空けることで生じる収入源を補填するのが

目的だった。

実際は減収分を上回る補助金が支払われたことになる。

安定的な経営をするには補助金頼みの黒字ではダメだ。

医業収支こそが本来の収益である。