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69分の38

2020.03.20

3月も残すところあと11日となりました。

先月25日から始まった議会も23日の予算委員会と25日の最終日

のみとなりました。

所属する総務委員会では消防団について質疑しました。

補正予算案でも上程されている退職報償金について。

今年度末で退団される方は69名。

多いかと思いきや69名のうち38名の方が出席0回ということが

判明した。

実に半分以上である。

退職報奨金はこの38人には払われないが報酬(年額31,000円x38人)

合計117万8,000円は分団に振り込まれていた。(税金)

おそらく今年だけではない。何10年と続いていたはずだ。

この38名以外で1回のみ出席という方が4名。

退団者の内訳は69名中で38名が0回、4名が1回の出席。

19名が退職報償金の対象者(今年度4月予算時は15名の予測だった

ので4名増えただけ、そのうち2人は責任をとって退団)

8名は5年未満の在籍で退職報償金に該当せずである。

ちなみに前年度の退団者数は21名である。

69名中退職報償金発生者が19人。

38名が出席0回。

4名が出席1回。

8名が5年未満の在籍。

なぜ0回の団員が急に退団するのか?

それは来年度から報酬が個人支給になるからである。

銀行口座や委任状を本人から直接取らないといけなくなる

からだ。

今までは曖昧でした。(一部の団が本人確認せずということが判明)

4月からは各分団に入る親睦費はいくらか少なくなるが。

反対に各分団から団本部に支出していた幹部会の6万円は廃止、

共済親睦費8万円→2万円。火災共済と福祉共済費(1人4,000円)は

任意。この部分は分団にとってプラスになる。

また訓練手当は今まで一回あたりの訓練人数が予算の都合上制限

されていたが約114万円増額されるので余裕が出る。

また皮手袋や被服購入費等々も増額される。

今までの団運営は出席回数0回でも分団に報酬が入るため登録が

されれば、その分収入としては上がった。

しかしそのうちいくらかを団本部に吸い上げられ、貯まったお金

で派手な旅行に行っていたという構図だったことはすでに本人

たちも「お詫び文」を書いてお認めになっているところである。

この図式が歪んだ運営につながっていた。

4月からは健全な運営になるであろう。

それから分団長会議で頻繁に某分団長からの発言で

「団員の報酬が交付税措置されている金額より安い。

浮いた分はどこに使われているのだ?」という方が

いるらしい。

正しくは団員数で交付税措置はされていないのだ。

473名以上いる自治体の消防団は「特別交付税」で措置。

したがって473名以下の消防団員数では関係ない。

地方交付税部分では市の人口割と面積割で交付税額が

決定されている。

この説明は間違った認識で発言されている方に署員から

説明があるだろう。

消防団員の報酬額は「規則」で決められていることで

あり、変更するときは「規則」で定めなければいけない。

この内容は25日の本会議の総務委員長報告でやります。

以上